2007年12月06日
88歳×785段(こんぴらさん)

その昔オイがまだ小学生のころ、曾じいちゃんと一緒に香川県のこんぴらさんへ初詣に行ったことがある。
当時曾じいちゃんは88歳で、腰は曲がっていたがしゃんしゃんと785段の石段を上がっていき、周りのお参りに来ていた人たちがとても驚いていたのを覚えている。
あれからもう20年くらいは経ったのか、今年再びこんぴらさんへお参りすることになった。
母さんがこんぴらさんの表書院・奥書院で行われている展覧会「金刀比羅宮 書院の美 ~ 応挙・若冲・岸岱から田窪まで」をおばあちゃんも連れて見に行くと言い出した。
奇遇にもおばあちゃんは88歳である。しかし曾じいちゃんと違って膝が悪いし耳も遠い。しかもペースメーカーまでつけているので到底785段も石段なんて上がれないよ。
でもいろいろ調べてみたらどうやらそういう人の為に人力で運んでくれるかごがあるらしい。値段は高いがまあ思い出にもなるかなと思い、おばあちゃんはかごに乗せてお参りをすることにした。
当日参堂の入り口でかごについてよくよく話を聞いてみるとどうやらお宮の中腹にある大門というところまでしか運んではくれないとのこと。参拝用のタクシーもあるらしいがそれも同じく大門のところまでしか行かない。
結局そこからは歩きになるそうである。
どうするか考えたが結局歩くのなら最初から行ける所まで歩いて上がってみようということになりました。
おばあちゃん大丈夫かな。 いざ出発です。

相変わらず荷物の多いオイ。
これより本宮まで785段の石段を登っていきます。

両脇にお店の並ぶ参道の辺りは石段も低く軽快に歩け、お店をのぞく余裕さえあります。
お店の人たちもおばあちゃんに頑張ってと声をかけてくださいます。

そして全然すんなりと356段目の大門まで上がってきてしまいました。
これより内が境内になり石段の角度も少しきつい所もでてきました。
お宮の一番上でなく途中のところに展覧会をしている表書院・奥書院がありました。

ここまで無事に登ってこれたおばあちゃんも一緒に見学しました。
これで母さんの目標も達成した訳ですが、本宮はまだ上にあるのです。
石段をここまで上がってきてナチュラルハイになったのか、はたまた伊藤若冲の《花丸図》に描かれている綺麗な花の絵を観て元気になったのかおばあちゃんは本宮に向かって石段を上がっていくのです。

しかしここからは石段の角度もきつく、一般の参拝客も大変そうに上っているところです。
おばあちゃんも両脇を抱えてもらうフォーメーションで、それでも一歩また一歩としっかりと上っていくのです。


そしていよいよ最後の石段です。
最後はなぜか母さんよりおばあちゃんのほうが元気に石段を上がっていました。

そしてついにおばあちゃんはこんぴらのお宮まで上がってきました。
少し霞んではいましたがすごく良い景色に小春日和の心地よい風が癒してくれました。
曾じいちゃんに続きおばあちゃんまで88歳でこんぴら参りをしてしまいました。
そんな偉業を成し遂げた人が二人も身内にいるなんて…
オイも出来るかな。。。
オイが88歳になるまであと58年。
奇遇にもおばあちゃんは88歳である。しかし曾じいちゃんと違って膝が悪いし耳も遠い。しかもペースメーカーまでつけているので到底785段も石段なんて上がれないよ。
でもいろいろ調べてみたらどうやらそういう人の為に人力で運んでくれるかごがあるらしい。値段は高いがまあ思い出にもなるかなと思い、おばあちゃんはかごに乗せてお参りをすることにした。
当日参堂の入り口でかごについてよくよく話を聞いてみるとどうやらお宮の中腹にある大門というところまでしか運んではくれないとのこと。参拝用のタクシーもあるらしいがそれも同じく大門のところまでしか行かない。
結局そこからは歩きになるそうである。
どうするか考えたが結局歩くのなら最初から行ける所まで歩いて上がってみようということになりました。
おばあちゃん大丈夫かな。 いざ出発です。

相変わらず荷物の多いオイ。
これより本宮まで785段の石段を登っていきます。

両脇にお店の並ぶ参道の辺りは石段も低く軽快に歩け、お店をのぞく余裕さえあります。
お店の人たちもおばあちゃんに頑張ってと声をかけてくださいます。

そして全然すんなりと356段目の大門まで上がってきてしまいました。
これより内が境内になり石段の角度も少しきつい所もでてきました。
お宮の一番上でなく途中のところに展覧会をしている表書院・奥書院がありました。

ここまで無事に登ってこれたおばあちゃんも一緒に見学しました。
これで母さんの目標も達成した訳ですが、本宮はまだ上にあるのです。
石段をここまで上がってきてナチュラルハイになったのか、はたまた伊藤若冲の《花丸図》に描かれている綺麗な花の絵を観て元気になったのかおばあちゃんは本宮に向かって石段を上がっていくのです。

しかしここからは石段の角度もきつく、一般の参拝客も大変そうに上っているところです。
おばあちゃんも両脇を抱えてもらうフォーメーションで、それでも一歩また一歩としっかりと上っていくのです。


そしていよいよ最後の石段です。
最後はなぜか母さんよりおばあちゃんのほうが元気に石段を上がっていました。

そしてついにおばあちゃんはこんぴらのお宮まで上がってきました。
少し霞んではいましたがすごく良い景色に小春日和の心地よい風が癒してくれました。
曾じいちゃんに続きおばあちゃんまで88歳でこんぴら参りをしてしまいました。
そんな偉業を成し遂げた人が二人も身内にいるなんて…
オイも出来るかな。。。
オイが88歳になるまであと58年。
Posted by ナオキ at 22:15│Comments(2)
│名所へ
この旅へのコメント
こんばんは、はじめまして。
驚きました、そして感激しました…素晴らしいですね…!。
お孫さんならば、なお更の事うれしいですよね。
私の父も81歳…おばあさんのように元気で88歳を迎えてほしいと願うばかりです。
驚きました、そして感激しました…素晴らしいですね…!。
お孫さんならば、なお更の事うれしいですよね。
私の父も81歳…おばあさんのように元気で88歳を迎えてほしいと願うばかりです。
Posted by naminosabaoh
at 2007年12月06日 23:06

naminosabaohさんはじめまして。
ご覧くださってありがとうございます。
おばあちゃんには小さい頃からとても可愛がってもらってまして、健康でずっと長生きしてくれることが本当うれしいです。
これからも年に何回かおばあちゃんを連れて旅行に行き、おばあちゃん孝行したいです。
naminosabaohさんのお父様もお体に気をつけてどうぞお元気でいてください。
ご覧くださってありがとうございます。
おばあちゃんには小さい頃からとても可愛がってもらってまして、健康でずっと長生きしてくれることが本当うれしいです。
これからも年に何回かおばあちゃんを連れて旅行に行き、おばあちゃん孝行したいです。
naminosabaohさんのお父様もお体に気をつけてどうぞお元気でいてください。
Posted by ナオキ at 2007年12月07日 19:56
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