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2011年11月16日

111112Sea to Summit大山(弥山)


   日曜日に岡山県と鳥取県の県境にある蒜山で行われるSNSの山登りイベントに参加する予定があった。でも日曜日だけ県北に行って山に登るだなんてもったいないという欲張りな気持ちがあったので前日より県北へ向かう。

家を出る時間が少々遅かったので、どこで遊ぼうか少し悩みながら車を走らせる。米子道の湯原ICから見える櫃ヶ山のツンとした姿が目に入り、櫃ヶ山から星山までの気持ちいい縦走ルートを駆け抜けようかとも考えた。

それでも時間を見ると米子まで車を走らせても10時くらいには着く時間だったのでやっぱり大山だなという結論になった。
時間的に大丈夫なら一つ大山でやってみたいルートがあったからだ。


そのルートとは佐陀川の河口から大山頂上(弥山)まで一気に駆け上がるSea to Summit!標高0mから1709mまでの登山!!しかも往復~!!!
2010年5月に一度Sea to Summit 1729mということで赤碕の日本海海岸から船上山に登り、甲ヶ山矢筈ヶ山と大山登山道縦走路を通って大山剣ヶ峰までの尾根ルートは挑戦したことがあった。(この時は歩きで)

でも今回は舗装路も使ってとなるが、ドーンと一気に直登のルートとなる。しかも一応ランで登ることにする。

こんな変なルートをオイに吹き込んでくれるのはやはり音亜さんで、彼自身も今年一度挑戦したみたい。ちなみに大山山塊周回コースを教えてくださったのも音亜さん。
あともう一つ、阿弥陀川河口から三鈷峰までのSea to Summitもあるよ~って言ってたww



   佐陀川河口西側の空き地に車を停めて、急いで準備をして10時半スタート。これから登る大山が遠くにメチャメチャ小さく見える。調べてなかったが片道どのくらいあるんだろう…。

まず国道9号線に出て東に進み、一つ目の信号を右折して県道53号線を南下。県道24号線の分岐まで来ると見慣れた風景になる。ここまでで約4㎞、軽いアップのつもりで気持ち良く走れた。

いつもはこの県道24号米子大山線(通称大山パークウェイ)は車で一気に上って、あっという間に大山寺って印象しかないので、はてさていったいどのくらいの距離だろう。
ただ、この分岐の地点で標高22mくらいだったので、確か標高800mくらいの夏山登山道入口までまだあと770mも舗装路を上らなくてはならないのだと気づく。

淀江どんぐり村まで上り、ここで本宮の泉の湧水をボトルに入れてまだまだ続く上り坂に備える。

いつもは車で通りすぎていて見えなかった景色が広がっている。まだまだ遠くに見える大山。ずーっと続いている上り坂。ペンションやカフェ。乗馬やポニーや子供のアスレッチク広場にドッグラン。

大山パークウェイをひたすら黙々と上っていると上り車線がすごい渋滞になっていた。ビュンビュンと抜いてった車に追いついて追い越すw
どうしたんだろうと思ってると交差点のところで大事故が起きていた。
この道みんな飛ばしすぎなんだろうね。横走っていて怖いもん。。せめてしっかりした歩道でも作ってくれたらいいのに。



上って上って上っていって…、やっと見えてきました大山寺の町!ここまで16㎞!!いやはや非常にハードな上り坂でした。それでもどうにか歩くことなくここまで上り切ることができました。

とりあえず自販機でコーラ一気飲みして体力回復を試みる。そしてスポーツドリンクも買ってそれを持っていざ夏山登山道へ!!




   やっとアスファルト地獄から解放されて気持ちいい自然満喫のトレイルになる。しかし残念なことにもう駆け上がるほどの脚力が残っていない。少々の早歩き早登りくらいな感じで登っていく。

今回このSea to Summitはどのシューズを履いて走ろうか悩んだが、結局今回はソールのすり減ったVibram FiveFingers(VFF)のKSO trekにした。
ロードだけならVFF classicやSAUCONY Hattoriでもいいんだけど、トレイルもってなるとこのチョイスになる。あまりシューズを持ってないので仕方ない。


6合目を過ぎて視界が開けてきて、ふと見ると今日スタートから登ってきたコースを眺めることだ出来た。さあ頂上までもうひと頑張りだ。あんなに遠くに見えた大山が今ではこんなに大きく目の前に見える。






   大山弥山頂上到着!距離にして20㎞、ここまでのタイム3時間11分。十分すぎるほどに大満足!!しかしこれから再びあの日本海までの下りが待っているのかと思うと萎える。

とりあえず持って上がったおにぎりを頬張る。メチャ腹減ってたので美味い。

丁度横でランチをされていたHAGLOFSのベストを着たソロの男性に写真を撮ってと頼まれたので写真を撮ってあげて少しお話をする。彼もVFFを最近買ったそうで話が盛り上がる。
少し食べますかと温かい食べ物を勧めてくれたが時間的な都合でお断りして下山する。

さすがに頂上でこの時期に半袖半パンは寒い。一応上着と長パンツも持ってきていたが、15分くらいの滞在だったので着ないままだった。
それでも手だけは冷えるので頂上からの下りはじめ、体温が上がるまで手袋をして走った。

夏山登山道を下山後、大山寺の町で一番にソフトクリームを買って再び体力回復を図る。
一人の男の子が「わぁあの人ええなぁ。アイス食ってるぅ。僕も食べたい。お父さん買ってぇ!」って言ってる。
ええだろ、ボウズゥ。お前も大山登って下りてきたら食べてもええでって心の中で思う。

しかし大山寺にもあまり長居はできない。ここから再び16㎞ロードを下らなくてはならない。
下りだからといって楽ではない。もうすでに脚力は弱よわになってるのでペースも上がらない。

下りで少し救われたのは途中まで道路の両端にある芝っぽい未舗装のところがあったことだ。ここを走って下ることでソールの薄いVFFでも足裏へのダメージを軽減することができる。
ただ、ところどころに溝があるのでそこに落ちないように注意が必要だが。

芝区間も過ぎてしまい舗装路をひたすら下るようになり、それでも一歩ずつゴールの佐陀川河口に近づいている。
県道53号線との分岐の辺りで時計を見ると5時間30分くらいだった。頑張れば6時間を切れるかもと思い始める。

そこからは最後の力を振り絞って、行きにアップだと感じた4㎞程の区間を走る。全力でもキロ5分30秒ほどで行きにアップと感じたペースと変わらない。

9号線を越えていよいよ停めてる空地が見えて猛ダッシュ!
5時間56分33秒でSea to Summit大山(弥山)40㎞コンプリート!!!

下山後にこれまた教えていただいたすぐ近くの日吉津温泉うなばら荘で汗を流して無事終了!








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Posted by ナオキ at 09:19│Comments(0)百名山
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