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2011年07月23日

110716三平山~毛無山往復トレラン

110716三平山~毛無山往復トレラン
   夏到来!!例年よりも少し早い梅雨明け。今年も暑い夏がやってきた。そして今年の夏も早いうちから遊びやらレースやらのイベントでどんどん週末の予定が埋まってる~w
そんな中、3連休初日の土曜日は夕方から飲み会のイベントがあったのだが、午前中はぽっかりとスケジュールが空いてた!

予報では天気もバッチリ!こりゃ何かしなくてはと考え、以前挑戦して朝鍋鷲ヶ山まででリタイヤしてしまった三平山から毛無山の縦走往復トレイルランニングをすることにした。

そうと決まればバタバタとトレランの用意を済ませ、そのまま金曜日の晩に出発し、中蒜山の麓にある塩釜で水を汲んでそのままそこの駐車場で寝る。MSRのドロメダリーバッグに冷泉をいっぱい汲み、それを枕にして寝ると頭が冷たくて気持ちいい。ドロメダリーバッグの上にタオルを1枚敷かないと冷たいくらいだ。

そして翌朝早起きして三平山の登山口まで移動する。

110716三平山~毛無山往復トレラン
三平山の駐車場で着替えて走る準備をしてるとハイドレーションのチューブを忘れていることに気付いた。やっぱりバタバタと慌てて用意すると何か忘れる。
いつもハイドレーションには水を入れて、ハンディーボトルにスポーツドリンクを入れてダブルで走っているので、今回はサッパリと水を飲みたいなと思った時に水が飲めないだけでまぁどうにかなるでしょ。
110716三平山~毛無山往復トレラン
5時半から6時くらいまでにスタートしたかったが、ちょっとのんびりし過ぎてしまい、結局スタートは6時半になってしまった。
天気はピーカン!思いっきり晴れ!出だしこそ涼しかったが走ってると直ぐに暑くなってくる。それでもキラキラ輝く朝のトレイルを気持ちよく登っていく。
早朝のトレイルランニングはやっぱり最高!!

(カーソルを合わせると7/2の写真)

(カーソルを合わせると7/2の写真)
7月の最初の日曜日にもリベンジしようと訪れたが、体調不良(睡眠不足?)と天候が悪かったので三平山頂上で引き返した。なのでこの三平山から毛無山までの往復縦走トレイルランニングの挑戦はこれが3回目となる。
今回は前泊したので体調万全だし天候も最高、今日は最後まで行けそうな予感がする。真っ青な夏空の向こう伯耆大山も応援してくれてるように感じた。


110716三平山~毛無山往復トレラン
110716三平山~毛無山往復トレラン
   三平山から次の朝鍋鷲ヶ山まではいったん急激に下って穴ヶ乢までいき、そこから再び一気に登り返すものすごいルートが待っている。この縦走での一番の難所がいきなり待ち構えている。

そんな厳しいルートはやはりみんな行きたがらないのか三平山山頂から穴ヶ乢へ向かうトレイルは笹で覆われていて走れるようなところではなかった。
腿に笹の葉やらアザミの葉やら色んな物が当たる。ランパンなので肌がモロに出てるから何だか気持ち悪い。

笹の藪のトレイルを過ぎるといよいよ急斜面に突入!せっかくここまで登ったのにまたかなり下の方まで下りて行かなきゃならない。その斜面はまるで滑り台を立って下りてるような感じだ。気を抜くと転んで怪我をしてしまうようなところ。
慎重に尚且つピーディーに下っていく。今回はグリップのよく効くソールのニューシューズを履いていたので滑って転ぶことなく下ることができた。
110716三平山~毛無山往復トレラン
110716三平山~毛無山往復トレラン
穴ヶ乢まで下ると今度は朝鍋鷲ヶ山の斜面に取りつく。これまた泣きたくなるくらいキツイ急な登り坂となっている。頑張って少し早歩きで登ってはトボトボ歩きになって立ち止まり深呼吸。走るなんてコースじゃない。一所懸命ただひたすら登る。
やっとの思いでキツイ急坂を登り返すと、そこから朝鍋鷲ヶ山の頂上までは走れるくらいの登り坂になっている。ブナの間や少々笹の多い所などを通っていく。
110716三平山~毛無山往復トレラン
昨年膝裏が痛くてリタイヤした朝鍋鷲ヶ山の頂上までたどり着いた。頂上には感動の碑と書かれた石碑があり、その横にはやぐら型の展望台が建っていて、それに登らなければ展望が得られないのだが今回はパス。
三平山の登山口からここまで約5キロ、1時間15分くらいかかった。今回は膝の痛みも出てない大丈夫!いよいよここから先を目指せる。


110716三平山~毛無山往復トレラン
110716三平山~毛無山往復トレラン
   朝鍋鷲ヶ山から次に向かう金ヶ谷山までは最初鉄塔の整備のために造られた林道を通るが、そこから先は比較的整備された気持ち良いトレイルとなる。このトレイルは2005年の岡山国体で山岳競技に使われたものだ。
ブナ林の中を気持ちよく走り、キラキラ降り注ぐ木漏れ日を浴びてもう最高!!気温はどんどんと高くなってきているがメチャいい汗かいてる。
最後少々登りを頑張って金ヶ谷山に到着。
110716三平山~毛無山往復トレラン
金ヶ谷山からはまた少し急な下り坂になるが、階段が整備されていたので難なく下ることが出来る。しっかりしたトレイルだし、ブナ林の中を気持ちよくある程度スピードを出して下れるので楽しくなって、また得意の奇声を発しながら走る。

奇声を発しながら走っていると丁度山の駅へと下る分岐地点のところでおじさんが一服されていて驚かせてしまう(汗)
本日山で出会う最初の人。木の調査をされているそうで少しお話をさせていただく。コーヒー淹れましょうかと勧められたがまだ先があるのでお断りして別れる。

その後も走りやすいトレイルを進んでいくが、途中新たな出会いが。とぐろを巻いたマムシちゃん。あんまり大きくないけどトレイルの真ん中でとぐろを巻いて居座ってちゃあどうも気になる。飛びかかられないように慎重に長めの枝で丁寧に藪に移動していただきその場を立ち去る。
素足むき出しのランニングスタイルは危険がいっぱいさ。

途中の小ピークで空になったハンディーボトルに水を入れて電解質タブレットを入れてスポーツドリンクを作る。シュワッとこないコーラ味のドリンクは山じゃないと飲めたモンじゃない。

走っていると木々の間から次に登る白馬山・毛無山の姿が見える。あれをまた登らなきゃなのかと少々萎える。
110716三平山~毛無山往復トレラン
俣野越まで下ると先ほど見えてたとおりの毛無山へ向けての登りとなる。しかし想像していたほど急な登りではなかったので助かった。時おり右手に大山が見えて元気をもらう。

白馬山まで登ると毛無山まではあと2キロ程度、いよいよ折り返しの毛無山が間近に迫ってきた。そんな中ふと白馬山から一度田浪まで下山して、そこから再び毛無山へ登ってみたらどうだろうなんて変な考えを思いついてしまった。
時計を確認してここまでのタイムと夕方には岡山市まで戻らなければという縛りでの残り時間を考えてみた結果今回はこのまま素直に毛無山へと向かうことにした。


110716三平山~毛無山往復トレラン
110716三平山~毛無山往復トレラン
   三平山の登山口から約12.6キロ、毛無山頂上へ無事にたどり着くことができた。ここまでのタイム3時間12分。頂上には先客の3人組のパーティーが居た。

大山も今日ここまで走ってきた尾根もくっきり見ることが出来る最高の展望だ。頂上の周りは無数のトンボが飛んでいる。

ノースリーブのシャツを脱いで軽く絞ってしばらく干す。おにぎりを1つ頬張りながら結構長いコースだったけど気持ち良かったなぁなんてマッタリしていたが、ここまで来た分だけの復路があることを思い出し、急いでおにぎりを食べてハンディーボトルに水と電解質タブを入れてスポーツドリンクを作りシャツを着て準備をする。
110716三平山~毛無山往復トレラン
気のせいか毛無山で折り返してから帰りの方が行きよりも楽な気がした。
それでも一番バテてる最後の最後に穴ヶ乢から三平山への激登りが待っている。ここはもう走れたもんじゃない。
ノソノソと踏ん張りながら登っていく。穴ヶ乢近くは木々で日陰になっているのでまだ良かったが、どんどんと登っていくとハゲ山な三平山なので直射日光で日差しをモロに受けて更に体力を消耗してしまう。

急坂を登りきるとお次はトレイルを覆うように伸びた笹の藪をかき分けて頂上目指して歩く。行きの時もそうだったがここも全く走れない。
最後の水を飲んでのどを潤す。結局用意していた水分2.5リットルを全て飲みきった。

どうにか頂上に着くとおじさんが一人でお昼を食べてた。軽く挨拶をしてそのまま下山する。ここまで来るともうゴールは目の前、足取りも軽くトレランらしく走って下っていく。それでも脚は腿も脹脛もピンピンに張って痛い。

6時間28分23秒で25.14キロをコンプリート。

次回またこのコースを走るなら今度は田浪まで車で行き、最初に毛無山へ登ってからの縦走で三平山折り返しの逆ルートにしよう。そして夏に走るのは止めとこう。


   時刻は13時過ぎ。夕方からは岡山で飲み会のイベントがあったので急いで帰らなきゃ。昼飯も食べずにそのまま湯原温泉まで車を走らせ砂湯に浸かる。
気温が高いからなのか温泉に入ってるお客さんは少なかった。これはチャンスと温泉の一番下湯側に陣取って使用したトレランバックやらシャツ、ランパンにソックス、それにいい感じに汚れたシューズを全てお洗濯♪
まるでよく見かける現地のおばあちゃん状態。身体も装備もサッパリして終了。




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Posted by ナオキ at 00:59│Comments(0)山へ
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