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2008年08月06日

富士登山(第三話)

富士登山(第三話)
  頂上でご来光を見る人たちは深夜0時過ぎに準備をして山小屋を出て行った。あまり寝付けない夜だったが、深夜出発の人たちがいなくなると少し寝るスペースが広くなりウトウトとすることが出来た。
それでも山小屋からご来光を見るために4時ぐらいに起きて、防寒のためにダウンを着て表に出た。
山頂を見ると月がきれいに照っていて、登山道を登っていく人たちの灯りが列となっていて幻想的だ。今登っている人たちの下のほうはきっと登山道途中でご来光を拝むことになるだろう。。。日の出まであと20分…


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東の空が薄っすらと明るくなってきた。今日も眼下には雲が広がっている。
同じように八合目の山小屋から日の光りが差してくるのを待っている人たちでいっぱいになった。徐々に明るく差してくる太陽の光りにみんなが歓声を上げ写真を撮っている。
富士登山(第三話)
富士登山(第三話)
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オイもカメラにミニ三脚のウルトラポッド・ミニ(通称:自分撮り君)を装着して、マジックテープでトラロープを張ってある杭に留めてベストショットを狙った。

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朝6時。すっかり日も昇り、出発の準備をして山小屋を出る。山小屋の方から朝食を頂いたので山小屋の前のベンチへ腰掛け朝食を食べる。
朝食はパックに山菜御飯が入っていて、レトルトの味付け牛肉が付いている。山菜御飯の上に牛肉をを載せて食べるようなのだが、程よい肉の甘さでおいしく頂いた。
富士登山(第三話)
八合目から本八合目までの間も再び登りと下りの登山道が一緒になるところがある。丁度この時間帯は頂上でご来光を拝まれた登山者がお鉢めぐりをしたりして下山してくるタイミングとなっていた。
上から列になりズルズルと滑って下りてくる人たちのすごい砂埃で辺りは真っ白になっていた。慌てて防塵マスクの代わりに持ってきていたバンダナを口にする。
あまりにも下ってくる人が多く、なかなか登っていけない。やっとの思いで登山道と下山道の分岐する地点までたどり着くことができた。朝から砂埃まみれになった。
渋滞の中をヘッドライトを点けて頂上まで登り寒い中ご来光待ちをして、更に砂埃の中を列を成して下山しなくてはならないような時間帯を外して今回のプランを立てて大正解だったと思う
富士登山(第三話)
標高:3374M
八合目との標高差:114M
八合目からの距離:405メートル
八合目からの所要時間:22分


本八合目は何件かの山小屋が集まっていて、須走口コースと吉田口コースが合体する地点でとても賑やかになる。
今朝八合目を出るときは少し寒いからと言って一枚余分に着ていた相方だったがやはり動くと暑くなり、本八合目で一枚脱いでバックパックに仕舞う。
相方の持ってきたデジカメのモニター部分にほんの少し砂っぽいものが侵入している。携帯やデジカメの防塵対策をしておかないと下手すると壊れてしまうかもしれない。山頂までの砂埃っぽい間はOLYMPUSのデジカメμ790SWに頑張ってもらうことにする。
見上げると山頂までは渋滞している。そういえば昨日わざわざ吉田口コースから八合目の江戸屋さんへ泊まりにきていたおじさんがいたが、吉田口コースはずっと登山道渋滞してたよって教えてくれた。吉田口コースはツアー登山も多くあちこちでガイドさんがお客さんの名前を呼んでいるのが聞こえる。恐るべし吉田口。
富士登山(第三話)
標高:3450M
本八合目との標高差:77M
本八合目からの距離:327メートル
本八合目からの所要時間:17分


八合五勺の御来光館。山頂までの間で最後の山小屋になる。人の後ろを登っているのでペースが掴み難いがそれでも本八合目から17分しか経っていないのでスルーして9合目の鳥居を目指す。
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登山道から見える斜面には残雪が残っていて、雲の向こうにはお山が頭をのぞかしている。調べてみると八ヶ岳か?


富士登山(第三話)
標高:3575M
八合五勺との標高差:124M
八合五勺からの距離:598メートル
八合五勺からの所要時間:36分


  やっと九合目まで登ってきた。ここには鳥居があり迎久須志神社がある。しっかりと周りを石で積み上げて、風などに耐えれるようどちらかというと祠っぽくなっていた。
九合目から少し登ったところでスペースを見つけ休憩にする。やはりかなり空気が薄いのか、周りにも休憩をしている人たちが沢山いた。相方も本八合目あたりから少し頭が痛いと言いながらも無事にここまで登ってきた。
富士登山(第三話)
ここで朝のコーヒータイムにする。オールウェザーブランケットを敷いて荷物を降ろし、JET BOILでお湯を沸かしてインスタントであるがコーヒーを淹れる。一所懸命登っている人たちを尻目に景色を眺めながらマッタリとメロウなひと時を送る。
富士登山(第三話)
最後の登りは火山岩のボコボコした岩を登っていく。手をついてまで登るような岩はないが、前の人が立ち止まるとこっちも止まらねばならず、ペースが乱され辛い。ここを夜中にヘッドライトの明かりで登っていく人たちは大変だろうなと思う。それになぜか上から人が下りてくる。ここは下山道じゃないって!ヽ(`Д´)ノ
富士登山(第三話)
そしてついに山頂手前にある鳥居に近づいてきた。九合目で休憩しているときに太陽の光が眩しいので、ルディープロジェクトのEXCEPTIONのメガネにサングラスを装着して登った。メガネのときもサングラスを装着した後もスポーツタイプなので全くズレることがなかった。
富士登山(第三話)
標高:3713M
九合目との標高差:126M
九合目からの距離:433メートル
九合目からの所要時間:27分


ついに頂上の久須志神社まで来ることができた。神社の横には山小屋が並んでいてとても沢山の人たちがいる。喜びの叫びをあげている人や疲れてベンチで寝ている人、お土産を買っている人にうどんを食っている人。また五合目に戻ってきたのかと思うくらいだ。しかしここはまだ最高地点ではないのよね。。目指すは噴火口の真反対の富士山測候所のあったところ、剣が峰。
やっと着いたって顔をしている相方にそのことを言うと(´Д`)って顔になる。

せっかくここまで来たんだからそんな顔せずに行こうよ~ぅ。。。


富士登山(第三話)
本日ここまでの移動距離1,86キロ。移動時間1時間35分、停止・休憩時間51分。

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登りのコースと標高(クリック拡大)




(つづく)

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Posted by ナオキ at 18:46│Comments(0)百名山
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