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2008年07月26日

富士登山(序章)

富士登山(序章)
  遂に行ってきました富士山へ!!
4つある登山道の中で今回登ったコースは須走口コースです。いろんな本やサイトなどで調べていると、穴場的コース・樹木の緑が多い・下山が早い・一番お勧めなど、かなりお褒めを頂いているコースでしたので選んでみました。

19日の夜、相方の仕事が終わるのを待って20:41岡山インター出発。
SAで夕食を食べたり、新名阪道を(間違えて)通ってみたり、御殿場までの道のりは途轍もなく長かったです。
7時間半かけてようやく御殿場インター着。そこから須走口のある、ふじあざみラインへ向けて一般道を走る。

ふじあざみラインまでの間ででコンビニに立ち寄ろうと思っていたが、御殿場を過ぎて須走まで車を走らせたら直にふじあざみラインに入ってしまい、コンビニへ寄ることが出来なかった。御殿場インター付近に何件かあったコンビニに寄っておくべきだった。


  ふじあざみラインに入るとしばらくは直線の登り道で、その後連続したカーブが続いていく。どんどんと標高を上げて行き、二合目と書いた看板のある狩休(かりやす)というバス停を過ぎた。
その先にあるカーブを過ぎた辺りから下り車線にはずらーっと車が停まっている。「何じゃこの車はぁ!?」と思ったのだが、3連休2日目の早朝なので前日から登山されている方たちの車なのかな?なんて軽く考えていた。
とりあえず五合目にある200台くらい駐車することの出来る無料駐車場まで行ってみて空きがないか探してみることにした。
富士登山(序章)
                                     (クリック拡大)

五合目まで登ってみると駐車場はいっぱいでゲートにロープが張ってあって入れなくなっている。
ロープの手前で帰りの車が出るまで待たせてもらおうとすると警備員の方がやってきて、バスの回転所になるため駐車場待ちすることは出来ないと言われた。少し粘ってはみたがやり無理っぽいのでみんなと同じように下り車線に路駐をしようかと思い、出来るだけ上のほうに車1台停められるスペースは無いか探しながら下っていくが、びっちりと隙間無く停められていてそんなスペースは見当たらない。
カーブのところは駐車禁止の看板がしてあるが、心無い人たちはそこにすら車を停めている。オイはそこまで悪党ではないので、結果路駐の最後尾まできてしまった。
その最後尾に駐車するよりそこから少し下ったところの狩休のバス停にある空き地に駐車したほうが安全だと思ったので、バス停横にある15台くらい停めることの出来そうな空き地に車を入れた。


  バス停の時刻を確認すると、夏の休日特別みたいな感じで7時くらいから1時間に1本くらいの間隔でバスが停まるようになっている。お昼くらいからの登山を予定していたので、10時15分のバスに乗って五合目まで行くことにした。これで少し仮眠が出来ると思い、何も考えずに空き地の奥に車を進めた。


Uターンして隅っこに駐車しようとしたときだった、
「ウォォォーンッ」って後輪が空回り。
しまった(汗)っと思ったが時既に遅し、後輪はみるみると土を掘ってゆき脱出不能になってしまった。
富士山の周りは火山灰土で、転圧されていない空き地は浜辺のように柔らかかった。車から降りて周りにあった小枝を集めてタイヤの前に敷き詰めて脱出を試みたが無理。いよいよ大変なことになってしまった…。

もう自力ではどうにもならないので助けを求めることにした。丁度その空き地にはオイの他に車が1台、スズキのジムニーが停まっていて、車内でおじさんが無線をしている様子だった。
そのおじさんに助けを求めると、無線をしているのを止めて快く手伝ってくださいました。そしておじさんと相方と3人で"ナオキの動く城救出大作戦"をやりましたが、押しても駄目、ジムニーで引っ張ってもらっても駄目、もう打つ手なしとなりました。

もうこうなったら最後の手段、ロードサービスのJAFさんに助けていただくしかないでしょ。
携帯の電波が悪いので空き地の中を右往左往し、どうにかつながりSOS救助要請。到着まで1時間かかるとの事。
一緒に手伝ってくださったおじさんもJAFが来るまで一緒に待ってあげるとおっしゃってくださる。なんとも親切な方でありがたいです。
JAFが到着するまでおじさんといろいろお話しをさせていただいた。
おじさんは川崎から来られた方で、富士登山が目的ではなく、自衛隊施設で行われる見学イベントに参加される予定だそうです。
また無線をされているので富士山に登って無線をされたこともあるそうで、登り方の話しや山小屋の話しなどいろいろと情報を教えてくださいました。
さらになんと今年岡山まで川崎から車でお越しくださっているとの事で、なんとも素敵な巡りあいだなと思いました。

JAFが到着したのは予定よりも15分も早かった。さすが、安心させる業をしっている。
フロントに大きなウインチの付いた三菱パジェロで登場したJAFの方は、手際よくウインチの先をハイエースに付けてセットしていく。そしてウインチを使って引き始めるとあれだけどうすることも出来なかったハイエースが火山灰土の中から脱出している。
富士登山(序章)
そして見事に自走できる硬くなった草の生えている土の所まで引き上げてもらうことができた。JAFの方にお礼を言い、一緒に手伝ってくださったおじさんに何かお礼がしたいと思い、おじさんに住所を聞こうとしたが、そんなのいいからと教えてくださらなかった。

本当にありがとうございましたm(_ _)m

富士登山(序章)


  8時になっていた。空き地の一番道路側、草が生えて土の固くなった場所にどうにか駐車することのできたナオキの動く城の中でしばらく仮眠を取る。車内の温度が高く、あまり寝付けないでいるとだんだんと外が騒々しくなってきた。
9時過ぎ、早朝には五合目にしかいなかった警備員がいて交通整理をしている。警備員さんに話しを聞くと、下り車線が全て路駐で埋まっている為にバスが行くと対向車が交わせずに詰まってしまうので交通整理をしているそうです。対向車を交わすために駐車禁止としていたカーブのところへも心無い人たちが路駐をしてしまっているために五合目までの間は大惨事になっているみたいです。
二合目の狩休のバス停から下にも登り待ちの車で渋滞しています。どうしようもない車数台は警備員の制止を振り切り登っていきました。きっと途中で起こっている大惨事が更に酷くなったことでしょう。
もうこんなことになるのならシーズン中の毎週末は車両規制をしてしまってピストンバス、タクシーの増車で登山者を運んでいったほうがスムーズにいくのになと思いました。

予定より30分遅れでバスがやってきました。狩休から五合目までで1人500円、途中下る車が来て15分くらい立往生。運転手さんはいつものことのようでヘッチャラのようでした。
富士登山(序章)
11時過ぎに着いた五合目は早朝に一度見た姿とは別物で人人人のすごい状態でした。
この時間山頂でご来光を見た登山者が下山して丁度五合目まで戻って来られている様で、下りのバス待ちで200人くらい並んでいるし、タクシー待ちは1時間以上というようになっていました。
200台駐車できる大型駐車場からは帰ろうとする車が列を成しているが、ふじあざみライン途中のバスと対向車が詰まるのを防ぐ一方通行的な交通規制の為、一向に駐車場から出させてもらえないでいる。
本当にこれが比較的空いていて穴場的登山コースなのかと疑ってしまいます。
富士登山(序章)
富士登山(序章)
五合目には2件並んで山小屋があり、その中の奥側の東富士山荘へお邪魔して山菜うどんを食べた。
その後、外に出て少し休憩。200円のチップ制バイオトイレに入る。小銭入れに2000円分を100円玉へ両替して入れてきたのでスムーズにトイレへ行ける。富士登山に100円玉はかなり必要♪
200円払ったので大きいのをと頑張ったが結局出ず、小さいのだけではなんだか損をした気になる。

そしてやっとの思いで12時に富士登山開始!!!
登る前からいろいろと試練があった。結局、1時間くらいも寝れてないので大丈夫か不安。やはり厳しいな、山って。

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Posted by ナオキ at 12:40│Comments(2)百名山
この旅へのコメント
初めまして☆

東富士山荘の者です(^_^) お寄り下さりありがとうございました♪
Posted by チャーチャン at 2008年08月09日 10:20
チャーチャン様

東富士山荘の皆さんはとても明るくて威勢がよくてすばらしいなと感心しました。

お暑い中大変だと思いますが、残りのシーズンも登山者のみんなにしっかりとエールを送ってあげてくださいね。
Posted by ナオキ at 2008年08月09日 21:50
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