大山(元谷)

ナオキ

2009年02月10日 21:12


   2月というのにとても暖かい日が続いている。1月に降り積もった雪もどんどん融けてきてしまった。
あと一回くらい寒波が来てくれないと2月いっぱいで滑れなくなってしまいそうだ。
今回は雪のコンディションも良くないので、大山のスキー場でひたすらテレマークの練習をすることにした。

   午前中は大山上の原・国際と自分にあった角度の斜面でテレマークの練習をした。先週講習を受けて習ったことを同じようにやってみるのだが全然上手くできない。
どうやらオイは左に曲がるターンが苦手みたいだ。右には普通にターンができるが左になるとギコチナイ。
バランスを崩してダーンってコケて、起き上がってはまたコケて。。。
しかし午前中だけで19回もリフトに乗っていました。




   滑るのはお昼までにして、ご飯を食べて午後からは大山の山に入ることにしました。元谷の避難小屋まで行き、その周辺でテントを張って雪中泊をする計画です。
40リットルのバックパックにテントや寝袋なんかを詰め込んで、滑れもしないのにテレマークの板をバックパックに取り付けてバックカントリーしてます風な感じで元谷の避難小屋までハイクする。
全然雪が降っていないのだろう積もっている雪の表面が融けてカリカリになっている。雪が深ければ板を付けてスノーシュー代わりにしようと思っていたのだが全く必要ないまま避難小屋まで登ることができた。

元谷の避難小屋にはテントが6張りぐらいあり小屋の中も結構な数の人がいる模様だ。小屋から少し登ったところになかなか良さそうなテントスペースを見つけたのでそこに張ることにした。
大山の山頂あたりはガスが掛かっていたがなかなかの絶景を見ることができた。


テントは今回新たに購入したアライテントのライズ1。軽量の自立式シェルターです。
生地は「エスフレッチャー」という若干の透湿性能のある防水コーティング生地のようで結露するとのことです。
しかしこのライズ1の魅力は床がL字型に開くことです。これにより室内にいながら床をめくり前室として調理ができます。
このシステムがめんどくさがり屋のオイにとってはもってこいでかなりお気に入りです。
室内での調理はあまりよろしくないと注意書きには書いてありましたが、個人的には床をめくると空気も結構換気されるので問題なさそうでした。
就寝時も完全に閉めきらずに少しファスナーを開けておくとそこまで結露もしませんでした。
本体とフレームで980グラムの軽量シェルターはこれからの旅にも使えそうです。

7時前の暗くなった元谷に輝くライズ1。UCOのキャンドルランタンの灯りがほどよく揺れます。

今回の雪中泊ではアルコールストーブを持って上がったけれどもお湯を沸かすまで時間がかかり、翌朝に沸かす分のアルコールがなくなってしまった。外気温は0度前後で500mlの水を沸かしたのが2回。テルモスに入れてた500mlの湯を沸かし直したのが1回。バーナーシートを忘れたて直に雪の上に置いたのも原因の一つか。
冬の山には500mlのテルモスでは少し少ないのかもしれない。山専ボトル800mlってのが売っているのでかなり欲しくなった。
それにお湯を使う食料を持って上がりすぎだ。もっと効率の良い食べ物にしたほうが良かった。
ただ雪の中で温かいものを食べる幸せは止められないのだが…。

翌朝大山へ登るパーティを見送った。朝の北壁の絶景を見ることができるかと思ったがあいにくのガスだ。
オイはこのままテントを畳んで下山するだけ。テレマークの板を付けてその辺を滑って少し遊んだが雪が悪くてすぐにリタイア。
そのままテレマークでぼちぼちと沢伝いに下っていく。ターンができたのが5回くらい、コケたのは10回以上(*_*)。ボードにしておけば良かったかなぁ。。。
9時過ぎに駐車場まで戻ってきて終了。なかなか楽しかった。
昨夜の最低気温は-3度くらい、ホント異常気象だな。

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