アッパーにはとても柔らかくて上質なカンガルーレザーを使用していて通気性がよくて裂けに強く、トレイル用のソールはさまざまな路面をしっかりとグリップすることができる。そして薄いEVAミッドソールとラバーアウトソールによって足を思いのままに動かすことができる。
オイはVFFはCLASSICしか持っていないので、全てCLASSICとの比較になってしまい、あまり参考にはならないかもしれないが、KSO trekの重量はサイズ40の片足が実測で164グラム。同じサイズのCLASSICは実測で146グラムなので片足で18グラム重くなったことになるがそんなに重たくなったように感じることはない。
サイズは本国のサイトで確認すると他のVFFモデルよりも1サイズ大きく作られているようなので購入する際には1サイズ小さいものを選ぶと良い。しかしサイズ40より小さいサイズとレディースサイズは作られていない。
オイはCLASSICがサイズ40でジャストフィットだったので本当はKSO trekのサイズ39がよかったのっだが製造されていないのでサイズ40を購入した。
実際履いてみるとやはり若干だが踵部分に隙間が開く。CLASSICのサイズ41も持っているがそれと同じような感じなのでやはり1サイズ大きいみたい。
しかし足首部分をグルリと締めて調節できるベルクロがあるのでそこまでズレる感じはない。なかなか良くできている。
実際にトレイルやロードを走ってみたが、想像した以上にアッパーの通気性が良い。梅雨明けして湿度満点、気温最高な中を走ってみたが、裸足にKSO trekのスタイルでもシューズの中が蒸れて気持ち悪いと思うことは一度もなかった。
トレイルではCLASSICと比べて当たり前だけど明らかにVFFの中に小石が入らなかった。
ただCLASSICはミッドソールにvibramの刺繍がされていてあまり足裏に違和感を感じなかったが、KSO trekはミッドソールにvibramのブランドネームを縫い付けていて、そのネームの角が足裏に少しながら当たって、砂の粒が入っているような感覚になる。気に障るのでこのブランドネームは外してしまうことにした。
そして何よりラバーソールのトレイル用のパターンが最高に良い感じだ。トレランシューズに似た感じのグリップを得ることが出来る。
下り坂のコーナーでもしっかりと路面をキャッチしてくれてCLASSICよりも劇的に安心して攻めていける。
ソールに厚みもあるので今までCLASSICではゆっくりと下りていた階段もバンバン足を前に出して下りていくことが出来る。
厚みがあるのでCLASSICのように足裏に地面の感覚をしっかりと確認することは出来なくなってしまうが、それでも普通のシューズよりは素足感覚だ。
ロードで履いたときは足裏に若干だがソールのパターン(イボイボ)を感じる。ロードをメインで走るならやはりBIKILAのほうが走りやすいだろう。
マッドなトレイルがこのKSO trekには一番似合うかもしれない。買ったばかりで少し勿体ない気もするがKSO trekで敢えてマッドなところを選んで走ってみて、そしてスリッピーな石の上でどれくらいグリップするかをテストしてみた。
そしたら想像通りかなり踏ん張ることができた。前に出す足を徐々に角度をつけていき、そして45度くらい角度をつけて踏ん張ろうとしときについにスリップした。大きな石の上でスライディングしたような感じにコケてしまい、左足親指辺りのアッパーをを思い切り石で擦ってしまった。そこまでテストするつもりはなかったが、謳っているとおりカンガルーレザーはほんの少し擦れた感じだったが裂けてなく大丈夫だった。
トレイルでの木の根や石や草の棘などの色んな障害物にこのアッパーのカンガルーレザーはしっかりとオイの足を守ってくれそうだ。
しかしながら沢などに入った後の水の抜けはCLASSICなどのナイロン素材のアッパーに軍配が上がる。濡れるとどうしても重量も重くなる。
夏場のトレイルだと全く問題ないが、秋冬になるとストレスになるだろうか。ただ他のトレランシューズでもカラカラに乾くことはないので同じことかなぁ。
グチャグチャに泥だらけになってしまったのでKSO trekを水洗いした。乾くのもCLASSICのナイロンアッパーほうが早いです。
それでもこの夏の時期だが2時くらいに干して夕方6時には乾いていた。
アッパーのカンガルーレザーの縮みも気になったが、ほんの少しだけワイズが小さくなったような気がした。でも履いたら直ぐに伸びて元どおりになった。
海の日の3連休にKSO trekを履いて相方とドライブに行ったが、新しく買った靴を見て「何だか秋っぽいね~」だって。そういう見た感じで買ったわけじゃないんだけどなぁ。
見た感じやデザインで物を買うのが女子なら、機能に惚れて物を買うのが男子ってわけだ。
KSO trekを履いているところをよく見てみると何だかカエルシューズって言うよりクマさんっぽいな。これがまさしくBEAR FOOT!!