2シーズン目に突入したテレマークは一向に上達せず、相変わらず生まれたての小鹿のような状態ですが、少しでも技術を吸収しようとテレマークの講習会には参加している。
その講習会での懇親会でカヤックの話題となり、6月にカヤックミーティングをやろうという話になった。そして飲んだ勢いでオイも参加を表明した。
それにしても何故だか分からないが冬にテレマークをしている人は夏にカヤックをしている人が多いようだ。まぁ自分もそうなんだが…。
それから月日は経ち、宿やコースをいろいろと段取りしてくださっていよいよカヤックミーティングが開催される。今回の参加者は7名、いろいろと段取りをしてくださった皆様に感謝!
目的地までは岡山から高速で休憩しながら5時間くらい。アイリーさんに録音してもらった落語を聞きながら高速を走らす。
行きの道中は「時そば」の10連発。そばだったりうどんだったり、sometimes noodlesだったりと頭ん中が”ひぃふぅみぃよぉ…”とグルグル回る。
アイリーさんから後で「昇太師匠の時そばが関西風で、桂吉弥さんの時うどんが関東風って違いは押さえることができたかい??」って言われたが分かんねぇよ~!
今回のカヤックミーティングのフィールドは京都、丹後半島の伊根で開催される。
いつも地元の瀬戸内海ばかりで漕いでいるので超久々の日本海は少し心配だし、オイはスーパーレジャーなお遊びカヤッカーなんでみんなについて行けるかかなり不安だった。
集合場所の伊根の道の駅で半年ぶりにお会いした皆さんは相変わらず元気で人生を思う存分楽しんでる感じがした。やっぱこうでなくっちゃ!!
土曜日は風も弱く天気も良いので伊根湾内でなく湾の外に出て漕ごうということになる。
宿のある大泊から漕ぎ始めて本庄浜までの往復コースだ。オイは初めてのフィールドだし全てお任せする。
道の駅から大泊の民宿「しばた荘」へとりあえず移動してカヤックを車から降ろして準備をする。しばた荘は直ぐ目の前が海岸で出廷することが出来るかなりGOODな民宿だ。しかも泊まりの客にはシャワーやホースでカヤックを洗わせてくれるという至れり尽くせりなお宿だ。
大泊から本庄浜までのコースはとても素晴らしくめちゃ感動した。海水は澄んでいてとても綺麗なブルーだった。そして磯を泳ぐ小魚やゆったり流れていくクラゲなんかが見える。
さらには洞窟に滝にと自然の創り出した想像を超えた世界にただただ言葉をなくす。
日本にはまだまだ素晴らしいフィールドがあちこちにあるってことに気付かされる。
こんな素敵な国で生活してるんだったらもっともっとあちこちで遊ばなきゃ勿体無いと思った。 遊びに移動距離は関係ないね!
カヤックを日本各地のフィールドで楽しむなら今回持っていったようなfeathercraftなどの組み立て式ファルトボートは決して間違った選択ではないね。なので改めて愛用しているJAVAのこれからの活躍に心が弾んだ。
昼過ぎに無事に本庄浜へ上陸してランチにする。とても静かなところでマッタリと時間が過ぎる。こういうところで食べると何でもないカップ麺もとても美味しく感じる。
しかも手作りのプリンをわざわざ持ってきてくださった方がいて美味しく頂く。何とも有難く、オイもそんな粋なことが出来るような男になりたいもんだ。
帰りは少し風が強くなり波が出てきた。それでも全然漕いで帰れるくらいの波の高さだ。
本庄浜近くのカヤックでしか入っていけないような洞窟を少し巡って一気に大泊まで戻る。
オイのJAVAはシットオンタイプで他の艇に比べて風の抵抗を受けやすい。さらに船底が平らなので安定はしているが水を切って進むのは苦手だ。
なのでみんなに遅れまいと一所懸命に漕いだ。もう少し風が強くて波が高ければ付いて行けなかったかもしれないな。
4時前くらいに大泊にみんな笑顔で戻ってきて記念に1枚。
天気も良くて最高にHappyな一日でした。
しばた荘でカヤックを洗わせていただき片付けをする。ピーカンな天気のお陰で水洗いした艇が直ぐ乾いた。この天気は組み立て式のファルトボートには非常に有難い。直ぐにバラして仕舞うことができた。
当初次の日も漕ぐことになっていたが、この日のフィールドにみんな大満足したし、次の日は雨の予報だったので日曜日は漕がないことに決まった。
オイとしても雨の中漕いで濡れたカヤックをバラして車に乗せるのは少し手間だなぁと思っていたのでこの選択は嬉しかった。
カヤックの片付けを済ましてお風呂に入って汗を流すと、しばた荘築110年の黒光りした柱や鴨居の広間でおまちかねの夕食となる。しばた荘自慢の料理が並ぶ。
刺身に天ぷらにメバルの煮付け、そしてサザエの壷焼きや茶碗蒸し。
少しチャージアップになるが豪勢に大皿の姿盛りも頼んだ。アワビありトビウオありでみんなバクバクと箸が休まない。
どの料理もとても美味しかった。たまにはこういう贅沢な遊びもありだな。
しかし今回は相方が一緒でないのであまり大きな声で贅沢三昧しましたって言えないのね。次回は是非相方連れて再びしばた荘にお世話になろう。
翌日ゆっくりとチェックアウトして伊根の「向井酒造」へ行く。ここでカヤックを1艇借りていたのでお返ししてお土産にお酒を買う。
気になったのは昨晩飲ませていただいた「丹後スカッシュ」なるお酒。発酵中に出る天然の炭酸ガスを閉じ込めていてシュワシュワっと炭酸っぽい感じのするお酒だ。
甘酸っぱくついつい飲み過ぎてしまいグデングデンになれる魔法のお酒(笑)
向井酒造を出てみんなと解散すると待っていたかのように土砂降りの雨が降り出す。
時間もまだ余裕があったので天橋立辺りを散策しようかとも思ったが雨がひどいので止めて素直に家に帰ることにする。
帰りの車の中ももちろん落語漬け。
耕運機 脱穀機がガーコンガーコン…。岡山まで戻ってくるの早かったな。