だんじり修理
オイの町にある秋祭りは
だんじり祭りです。田の口・上の町・下の町と3つの町内の中で18の地区に分かれていて、それぞれの地区にだんじりがある。そう考えるとせまい町内は祭り馬鹿(ほめ言葉)だらけである。
オイのいる地区は沖熊という地区で祭り馬鹿人口も多い(笑) 各地区自分のところのだんじりが1番と自慢するが、オイの地区のだんじりも彫り物が多くて綺麗で自慢のだんじりです。
しかしながら屋根の大きさに比べて足回りが小さく、かなり安定が悪い。宮入りの際は斜度16度の坂道を曳き上げていくのだが、だんじりがバランスを崩すことがしばしばある。
そこで今年だんじりの足回りを拡げ、安定性を増す修理を行うことにした。
建築屋さんにお願いして改造した足回りがなんとなく出来てある。台座にある白い木の柱部分が新たに拡がった部分。それに合うように車輪のホイールベースなども拡げられていた。約15cm拡がったらしい。それにしても大手術だ(゚Д゚;
そして建築屋さんから公会堂にだんじりを持って帰り、試験曳きをしてみることになった。だんじりに心棒を取り付け縄を締めて準備をする。
地区内を少し曳きまわして公園横の空き地に持って行き、激しく揺すってみて様子を伺う。足回りが頑丈になった分、かなりの振動が屋根のほうにきている感じがするが問題はなさそう。
その後だんじりを地区内の車検場に持ち込んでリフトアップ!車輪を外して更に点検をする。新たに拡げた柱部分などの白い木の部分を目立たなくさせるための塗料の実験もやっている。
少し見ずらいですけどギリギリまで拡げた車輪です。ボルトや側面に車輪が当たりそう…。匠の技が感じられます。
公会堂へだんじりを持って帰り片付けを始める。せっかくなので先ほど実験していて結論のでた塗料を塗ることに。薄く延ばしては乾かしてを3回くらい繰り返し、木に色を染み込ませた。大分周りの木と色が馴染んできて良い感じになった♪
しばらくしていると四国へ目玉の修理に出ていた龍の彫り物が帰ってきました。だんじりに取り付けてみると一段とカッコ良くなった\(^ ^)/
ここからまたもう少し修理を加えて完成は9月15日。この日は宮司さんに来ていただいて拝んでいただいたあと、地区内で新しくなっただんじりを曳きお披露目をして廻る予定です。
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