篠笛
いよいよ平成20年度の祭りの練習が始まりました。
小学生の鳴り物の練習は6月中旬からになるのですが、それまでは週1回大人の練習をします。
大人の練習は、子供に指導する為の鳴り物の叩き方の研究や、7曲ある曲目を篠笛で演奏する練習だったりしますが、メインは練習が終わった後の飲みだったりします。
今年はオイが地区の鳴り物(しゃぎりと言いますが)の指導責任者に任命されました。なのでこれから10月にある例大祭まではあわただしく過ぎていくに違いありません。
そこで新たに気合を入れるため、自分の吹く篠笛を作ることにしました。
気合を入れるためとか言いましたが、実はGWにやることがなかったので暇つぶしにしてました。
まず始めに篠笛になる竹を取ってくるのですが、今回は既に取ってきて乾燥させてあった竹を持っていたので、早速穴をあけることから始めます。
あまり曲がっていない竹で見本になる篠笛と同じ太さのものを選んでセンターにラインを引き、見本の篠笛の穴と同じ位置に印を付けていきます。
それから錐を使ってで穴をあけていきます。
錐であけた穴を小刀を使って
ちょっとずつ大きくしていきます。
同じ太さの篠笛なら息を入れる穴(歌口)から指で押さえる穴までの長さで音が変わってくるので、見本を見ながら
ちょっとずつ大きくしていきます。
無理な方向に力が加わると竹の表面の皮がビューッと剥がれるので、小刀を入れる方向を変えながら
ちょっとずつ大きくしていきます。
(これが一番難しい。焦っては駄目です。)
穴が全部あいたら竹の上(歌口側)を新聞紙などできれいに詰めて音を鳴らしてみます。
大体見本と同じ音になっているはずです。
全体的に音が低ければ歌口をもう少し下げるように穴を広げれば高い音になります。
一箇所だけ低い音があれば、その穴を少し上に広げれば良いです。
見本の笛よりも高い音がする様ならば…
それは観賞用にするしか…
大体同じ音のものができたら詰めていた新聞紙などを出して、バルサや桐で栓をしてしまいます。
今回は贅沢に桐を使いました。
桐を丸く竹の穴に合わせてボンドを付けてぴったりとグッと押し込みます。
しかし押し込みすぎると竹がピキッって割れてしまい、今までの全てが水の泡となってしまうので注意してください。
本当悲しくなりますよ…orz
当分作りたくなくなります。。。
更にその後反対側から新聞紙などで歌口の手前1㎝くらいまで嵩上げします。
今回は贅沢にも和紙を使用しています。
そして歌口のすぐ手前までは蝋を流し入れます。
今回は新たに仕入れた蜜蝋を溶かして流し込んでみました。
なので黄色っぽい仕上がりになりました。
ただそれだけでした(笑)
そして最後は曲を演奏しながらずれた音がないかチェックし、自分が吹きやすいように少し歌口を加工したり、微調整をして完成です。
我ながら頑張った。今年はこの篠笛で祭りを盛り上げますp(^^)q
関連記事